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「うざい・むかつく」って英語で?annoyedとannoyingの意味

「うざい」「むかつく」って英語でなんて言いますか?今回は、annoyed, annoyingの使い方や違いを紹介します。これらは形容詞として文中で働きますが、正しい使い分けができますか?その他、「うざい」の英語表現も紹介していきます。

簡単で今日からすぐ使える英会話フレーズを紹介する連載「今日からネイティブ英語」。ライターのTOYAさんが運営するInstagram「TOYA / 英語学習モチベーター」では、”学校では教えてくれない英語表現”や”実践率100%の瞬間英作文”を毎日配信中。

  1. 目次

  2. 「うざい」って英語で言えますか?

  3. annoyedの意味・使い方

  4. annoyingの意味・使い方

  5. 他の「うざい」のフレーズ

  6. - irritating

  7. - bothersome

  8. - getting on my nerves

  9. まとめ

うざいって英語で言えますか?

「うざい」「むかつく」という表現を日常生活で使うことがありますよね。みなさんは、英語で「うざい」って言えますか?

  • annoy

  • 「〜をイラつかせる」

英語では、annoyedもしくはannoyingで「うざい」と表現することができます。

元々は、「〜をイラつかせる」という意味のannoyという動詞から派生しています。これら2つの違いもしっかりと理解できるよう詳しく解説していきます。

annoyedの意味・使い方

annoyedは「不快な状態にある」という意味を表す形容詞です。基本的に、意思や感情を持つ「人」に対して使うことができます。「不快な状態」=「イライラしている」と言えますね。

annoyedの例文

  • I'm annoyed with him.

  • 「私は彼にむかついている。」

このように、annoyedの後にwith + 〇〇を付けることで「〜にむかついている」という意味を表すことができます。

  • He is annoyed to hear the noise.

  • 「彼は騒音を聞いて苛立っている。」

annoyedの後に<to + 動詞の原型>で「〜によってイライラしている」とも表現できます。こちらの用法も合わせて覚えておきましょう。to + 動詞の原形は英語の不定詞と言います。中学英語で学ぶ重要な範囲なので、忘れた方は復習しましょう。

#15 英語の不定詞とは?3つの用法と例文|中学英語の文法

annoyingの意味・使い方

annoyingは「不快にさせる」という意味を表す形容詞です。annoyedは主観的な感情を表現する場合に使いますが、annoyingは誰かをイラつかせている人やものに対して使うことができます。

annoyingの例文

  • Mosquitoes are so annoying.

  • 「蚊が本当にうっとうしい。」

mosquitoesは「蚊」です。annoyingは自分ではない他の人やものに対して使うことができます。

  • He's so annoying.

  • 「彼はとてもうざい。」

こちらがいわゆる「うざい」という意味を表す使い方ですね。annoyingはあくまで他人に対しての英語表現です。I'm annoyingと言ってしまうと、「私はうざいです。(誰かを不快にさせます)」という意味になってしまうので間違って使わないようにしましょう。

先ほど学んだannoyedの文に変換すると以下の文になります。しっかりと主語が入れ替わっているのがわかりますね。

I'm annoyed with him.
「彼にうんざりしている。」

他の「うざい」のフレーズ

「うざい」や「むかつく」という表現も1つだけではありません。他の言い方も覚えて、違った表現もできるようにしておきましょう。

irritating

  • He's so irritating.

  • 「彼はとてもうざい。」

irritatingは、annoyingよりも少し強めのニュアンスで「うざい」という意味を表します。「うざい」をシンプルに伝えることができる英語表現です。上記例文のように、soやreallyを付けることで「よりうざい」という意味を表すことができますね。少し強い意味合いになるので使いすぎには注意が必要です。

bothersome

  • His attitude is bothersome.

  • 「彼の態度はうざい。」

bothersomeは、「迷惑をかける」や「手を煩わせる」という意味を表します。annoyingやirritatingとは少し違った、手がかかって「ちょっとうっとうしい」という意味合いですね。基本的には、annoyingやirritatingと同様の使い方あができます。

*attitude「態度」

botherは以前の記事で紹介しています。「〜を悩ます」という意味でしたね。使いこなせればネイティブっぽくなれるワードのひとつです!

#04 I'm sorryばっかり使ってない? | 別の言い方

botheringではダメなの?

botheringではダメなの?良い質問です。botheringはbotherの進行形として「悩ませている」という意味で使うことができます。

しかし、あくまでも動詞の進行形です。形容詞ではありません。細かいところですが、英語の品詞を理解することはとても重要です

品詞について詳しくはこちらで復習しましょう。

まずは英語の品詞を覚えよう|中学英語の文法

getting on my nerves

  • She is getting on my nerves.

  • 「彼女にイライラしています。」

getting on my nervesは、神経に障ってイライラさせたり、腹を立たせたりする時に使える英語表現です。nervesは「神経」という意味の名詞なので、getting on my nervesで「神経に障るようなイラつき」を表すことができます。この表現は現在進行形(getting)の文なので、「うざい」と思わせている真っ只中なことがわかります。

まとめ

同じ意味の表現でも使い分けるのは少し複雑で、多くの方がつまづいてしまうのではないでしょうか。

今日から「うざい」という表現にはannoyを使っていきましょう。annoyedを使うのか、annoyingを使うのかしっかり使い分ければ、「うざい」という表現を伝えることができます。

最後に、正しく理解するためにもう一度今回のおさらいをしておきましょう。

  1. ◯「うざい」の英語表現

  2. ・annoyed = 主観的な感情を指す「うざい」

  3. ・annoying = 他の人やモノに対して使う「うざい」

  4. ※他の言い換え表現

  5. ・irritating = annoyingより少し強めの「うざい」

  6. ・bothering = 手がかかる面倒な「うざい」

  7. ・getting on my nerves  = 神経に障るような「うざい」

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