英語大百科〜ことばの海へ〜

英語大百科ことばの海へ

まだ見ぬ
無数のことばが遊ぶ
冒険の海へ、いざ
265現在のことば数

英語大百科の世界

「英語大百科」はそれ自体緻密に編まれた学習システムであり、みなさんの学びを手助けする案内人でもあります。

見出し語はさしずめ海に浮かぶ無数の島。

その周りは冒険と不思議に満ちた「ことばの海」。

船を降りて島内を探検するもよし、新しい発見を求めて海に潜るもよし。

乗船も下船も自由、島が気に入れば長期滞在も自由です。

気分の趣くままに振る舞って下さい。

旅を続けている限り、そして好奇心と探求心を失わない限り、必ずやあなた自身の大百科が編み上がっていくはずです。

監修者よりのご挨拶 >
英語大百科で英語の楽しさを発見

英語大百科の最新の単語

英語大百科で英語の楽しさを発見
exchange

交換するの語源

「両替する」「交易する」「やりとりする」、(名詞)「交換」「交流」「やり取り」「為替」「両替」などとも。change(変える)に接頭辞ex-(外へ、離れて)の付いた形で、原義は「物々交換をする to barter」。 交換留学生(exchange student)の制度や贈り物の交換(exchange of gifts)なども、人と人、物と物の行き来や交換が前提ですね。 【用例】 cultural exchange 文化交流 an exchange of ideas 意見の交換 foreign exchange market 外国為替市場

change

変えるの語源

「改める」「取り替える」「変わる」、(名詞)「変化」「交換」「移り変わり」などとも。 原義は「物々交換する」。 「部分的な変更」を基本とする類義語alterに対し、「全面的な変更」を感じさせる語。 主な派生語はchangeable(変わりやすい、移り気な)。 exchange(交換する)、interchange(交換、合流点:入れ替える)などは関連語。 【用例】 a change of air 転地(療養) climate change 気候変動 changeable weather 変わりやすい天気 a changeable personality 気まぐれな性格

alter

変えるの語源

「変更する」「仕立て直す」「改まる」などとも。 類義語はchange(変える、変わる)。 ラテン語alter (他のもの)起源。 「部分的に変える」を基本とする語で、その点は派生語alternative(二者択一:どちらか1つを選ぶべき)やalternate(交替する)、alternately(かわるがわるに)にも引き継がれています。 else(代わりに)やalibi(アリバイ)は同根語。 【用例】 alter a dress ドレスを仕立て直す alter the study into a bedroom 書斎を寝室に改造する an alternative plan 代案  

alias

別名の語源

「偽名」「(電算)エイリアス」「またの名は」などとも。 ラテン語alias (別の時に、別の方法で)起源。 alibi(アリバイ)やalien(外国人)、alter(変える)やalternative(二者択一の)、else(代わりに、または)やelsewhere(どこかほかの所に)など、名を変え、場所を移して大奮闘。 【用例】 He often takes an alias. 彼はしばしば別名を使う He goes by the alias of Jack. 彼はジャックという偽名を使っている Thompson, alias Tony トンプソン、別名トニー

alibi

アリバイの語源

「現場不在証明」「口実」「言い訳」、(動詞)「言い訳をする」などとも。 「他の(場所に)(al-)+存在して(-ibi)」という組立てで、原義は「どこか別の場所で elsewhere」。 alias(別名)、alien(外国の)、allergy(アレルギー)、alter(変更する)、alternative(二者択一の)などはal-でつながる関連語。 【用例】 He had no alibi. 彼にはアリバイがなかった prove alibi アリバイを証明する She didn’t alibi for being late. 彼女は遅刻の言い訳をしなかった

alien

外国人の語源

「外国の」の形容詞用法も。 原義は「別な人・場所の」。 SFホラー映画『エイリアン』(Alien, 1979)以降、日本では「人を襲う怪奇な異星人」という印象が定着しましたが、基本用法はforeign(外国の)およびforeigner(外国人)に同じ。 foreignとの違いはalienable(財産や権利などを譲渡できる)やalien registration card(外国人登録証明書)など法律用語として使われる点。 派生語はalienate(遠ざける、疎外する、譲渡する)、alienation(疎外、仲たがい)。

foreign

外国のの語源

ラテン語foris (戸外の out of doors)が起源。 「外国の」に始まって「異質の」「他地方の」「無関係の」「馴染みのない」などの意味でも用いられます。 主な派生語はforeigner(外国人)で法律用語のalienは類義語。 forest(森 原義:外側の森)はforisで結ばれる同根語。 【用例】 a foreign body in the blood 血液中の異物 foreign travel 海外旅行 a foreign student 留学生 a foreign accent 外国人訛(なま)り a foreign aid 対外援助

forum

公開討論会(場)の語源

ラテン語forum (家を取り囲む土地)↔foris (戸外の、外側の)を起源とする語でforeign(外国の)、forest(森林)は関連語。 イタリアの首都ローマの中心部に今も残る遺跡Forum Romanum (ローマ広場 *現在はイタリア語でForo Romano )はローマ帝国時代における政治・宗教の中心地、forumの象徴とも言える公共広場でした。 「公開討論会」となった現代のforum— テレビとインターネットのおかげで公共性は増すばかり?

leaf

の語源

植物の葉はたいていleafで表しますが、針葉樹についてはa pine needle(松葉)のようにneedle(針)を使ってとげとげしさを表現。 また、イネ科の植物(grass)の葉のように幅が広く縦に長い葉はblade(原義:葉、刃)で。 派生語はleafy(葉の多い、葉の茂った)。 leafageは一枚一枚の葉ではなく、例えば木全体の葉をまとめて言う場合に用いる形。 複数形leavesの用例: tea leaves 茶葉 dead leaves 枯葉 fallen leaves 落葉

herb

の語源

草(特に薬用植物)を指す語で、herbal tea(=herb tea)とすれば薬草茶。 でもこの表現、どこか妙ですね。 herbal teaにtea(茶葉)は入っている? 緑茶や紅茶は紛れもなくお茶、でも麦茶(barley tea)や生姜茶(ginger tea)は? 茶葉のないものを茶と呼ぶのはmisnomer(誤称)との指摘もありますが、薬草茶を茶(tea)なしで表現するのは至難の業。 辞書も至る所に姿を見せる「茶のない茶」に気を遣ったのか、「tea=茶に似た飲み物」の用法を添えています。

英語大百科の単語ランク

ランクを選択して単語を見つけよう

「英語大百科」では、「ヨーロッパ言語共通参照枠」(通称CEFR)の6段階区分に準じて作成した基準表に従ってC2~A1の記号で表しています。

英語大百科のカテゴリー

好きなカテゴリーを選択しよう

abbreviation(略語)
abbreviation
略語
Body & Disease(体と病気)
Body & Disease
体と病気
Weather(気候)
Weather
気候
Place Names(地名)
Place Names
地名
Landforms(地形)
Landforms
地形
Food & Drink(飲食物)
Food & Drink
飲食物
Minerals(鉱物)
Minerals
鉱物
Tools & Vehicles(道具と乗り物)
Tools & Vehicles
道具と乗物
Life & Buildings(暮らしと建物)
Life & Buildings
暮らしと建物
Plants & Animals(動植物)
Plants & Animals
動植物
Clothes(衣類)
Clothes
衣類
Miscellanea(その他)
Miscellanea
その他
Time(時)
Time
Galaxy(銀河系)
Galaxy
銀河系
Fiction(虚構の世界)
Fiction
虚構の世界
Feeling(感じ)
Feeling
感じ
People(人々)
People
人々
Activity(活動)
Activity
活動

イラストに込めた思いIllustration

たくさんの「ことば」のモチーフ達が、この海の中に隠れています。

海の中に潜る3人の子供達のように、イラストを見る人たちもまるでことばの海の中を探検しているような、そんなイラストを描きました!

どんなことばたちがいるのか、そのことば達はどういう由来なのか、ぜひ楽しんで探してみてくださいね。

英語大百科の絵を描いた人Illustrator

ならの|英語大百科イラストレーター
イラストレーターならの

幼児教育を専攻後、1年の保育士勤務を経て現在フリーランスとして活動しております。やさしい青と子どもを描くことが好き。何度も繰り返し見たくなるような絵作りを心がけています。

https://nara-lalana.com

英語大百科の監修者Navigators

山田雄一郎|英語大百科監修者
ナビ1号山田 雄一郎

広島大学教育学部大学院修士課程修了。もと広島修道大学教授。主な著作:「言語政策としての英語教育」(渓水社)、「英語教育はなぜ間違うのか」(筑摩書房)、「日本の英語教育」(岩波書店)、「外来語の社会学」(春風社)、「英語力とは何か」(大修館書店)、「小学生からの英語絵辞典」(研究社)、「英単語QUEST 2000」(学研プラス)

佐伯一行|英語大百科監修者
ナビ2号佐伯 一行

英語能力テスト開発研究所(IQELT)代表。京都外国語大学専攻科修了。中学校英語教師、学習塾経営、日本英語検定協会顧問、大学非常勤講師、東京書籍顧問、IELTS公式テストセンター顧問を歴任。英語に関する各種研究会の企画運営を通して英語教育界に広く知己を得る。米国、イギリス、フィンランド、シンガポール、中国、韓国などでの学会や研究会への参加を重ねる。