B1:Survival Level
英語大百科の単語ランク
職場、学校、娯楽など身近な事柄に関する標準的な発話や文章の要点が理解し、自分の興味ある話題について意見を述べるのに求められる語。
B1:Survival Levelの最新の単語
怒りの語源
古ノルド語angr (悲しみ grief)から英語に。 そのangrはラテン語angere (窒息させる choke)が起源。 形容詞angry(怒っている)はangerがあふれている(-y)状態のこと。 窒息ではないにしても危険な状態とは言えますね。 関連語anxious(不安を覚える)、anxiety(不安)からも締めつけられるような苦悶が聞こえて来そうです。 ことわざにAnger is a short madness.(怒りは一時の狂気)とあります。 あおると本当に窒息するかも。
風の語源
ラテン語ventus (風)につながる語でweather(気象/天気)と同根。 風と気象の密接な関係は古くから注目されていたようですね。 ちなみに気圧(air pressure)温度(temperature)湿度(moisture)は風、すなわち気流(air current)を左右する三要素。 関連語window(窓)の原義は「風の目-ow」、つまりは風の通り道。 風力はwind powerで風速はwind speed— 簡単に作れますね。 windbreak(防風林)とwindbreaker(防寒用ジャンパー)はちょっと愉快な組み合わせ。
鏡の語源
mirrorの原義は「不思議に思う wonder」。 水面や磨かれた物の表面に映った自分を不思議がる古代人を想像してください。 その驚きがmirrorにつながったのですね。 miracle(奇跡 原義:不思議な事物)やadmire(感嘆/敬服する)、仏語から入ったmirage(蜃気楼、幻覚)、少し形を変えたmarvelous(驚くべき)などはみな「不思議に思う」から始まった関連語。 Mirage fighter planeはフランス製のミラージュ戦闘機のこと。
代価の語源
priceの原義は「値踏み」「評価」— そこから「対価」「報酬」の意味へと。 priceがfare(運賃)やtoll(通行料)、cost(費用)やfee (謝金)と区別して使われる所以です。 主な同根語はpraise(賞賛/ほめる 原義:値踏みする)とpriceの綴り字が変化してできたprize(賞)。 綴り字や発音のつながりは明確で、まさにprice一家の三羽烏といったところ。 仏語由来のgrand prix(=great prize 大賞)もお忘れなく。
自由の語源
「形容詞 + -dom」で「状態」を表す名詞ができあがります。 「〜の所領」「〜界」「〜の地位」などの意味で用いられる「名詞 + -dom」に較べて数は少なく、代表語はfreedom以外ではbored(退屈した)→boredom(退屈)とwise(賢い)→wisdom(知恵)の2つがあるのみ。 freedomは行動や発言、思想などの自由を意味する語で、freedom of religion(信教の自由)、~ of speech(言論の〜)、~ of thought(思想の〜)、~ of expression(表現の〜)のように使います。
エンジンの語源
内部にあって(en-=in-)生み出す(-gine=-gen)— これが発動機と訳されるengineの原義です。 その名の通り、engineはさまざまな語と姻戚関係を結んでいます。 一直線につながるgenerate(生み出す)、なるほどと思わせるgene(遺伝子)とgenesis(起源)、意外なところではgenius(天才)とまだまだありますがこの辺で。 なお、genesisをGenesisと書けば『旧約聖書』の「創世記」。 確かに世界創造の物語にふさわしい命名です。
ドレッシングの語源
dressingとdress(衣服)のつながりを感じ取っていた人は言語習得能力が高い人です。 「着飾る」のがdressで「料理の味を調えるもの」がdressing— そう、dressingは「まっすぐにする」「きちんと整える」というdressの原義に沿った語なのです。 ほかにもaddress, rule, right, direct, correct, rigidなど、dressの仲間には事欠きません。 互いにどう関係するのか、自ら探査し、自身の英語知識を整理整頓するのもよい学習法。
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