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日常的表現や基本語句を理解し、相手の助けを借りながら簡単なやり取りをするのに求められる語。

A1:Basic Levelの最新の単語

Christmas

クリスマスの語源

キリスト(Christ)の祭(-mas=festival)の意味。 キリスト降誕祭、聖誕祭などと訳されます。 日本で初めてChristmasを行ったのはイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエル、戦国時代の真っ只中、1552(天文21)年のことでした。 tree(ツリー)、cake(ケーキ)、card(カード)、eve(前夜)、gift(贈り物)、holiday(休日)、white(白い)、song(歌)— Christmasが思い出させてくれるものにはどこかほっとさせるものが多いですね。

bay

の語源

湾を意味する主な語はbay(原義:港?) 、cove(原義:小部屋 chamber)、gulf(原義:胸 bosom)の3つ。 大きさに明確な基準があるわけではありませんが、bayを平均的な湾とすればcove(入江)が小湾でgulfが大湾のイメージ。 世界的に有名なgulfとしてはthe Gulfと略称されるペルシャ湾(Persian Gulf)やメキシコ湾(the Gulf of Mexico)が挙げられます。 the Gulf Streamとすれば世界最大の海流として知られるメキシコ湾流のこと。

knife

ナイフの語源

物を切るための小型の道具で刃(blade)と柄(handle)を備えたもの、例えば小刀、短剣などをknifeと言います。 日本刀のように長い刀身を持つものはknifeではなくsword(剣)です。 ところで、かつてはゲルマン一族で共有されていたkn音、英語は面倒なk音と縁を切って今は発音しなくなりました。 身近な語を9つ:knee ひざ knuckle こぶし knight 騎士 knit 編む knob 取っ手 knock たたく knot 結び目 know 知っている knowledge 知識

cold

寒いの語源

cold morning(寒い朝)、cold bath(冷水浴)、cold front(寒冷前線)、cold reply(つれない返事)など用途多彩。 「風邪」の意味ではchest cold(せきの出る風邪)やhead cold(鼻風邪)、catch cold(風邪を引く)などの形で用いられます。 よく似た意味のchilly(うすら寒い)、cool(涼しい)、gelid(極寒の)は同根語。 使い分けられると便利です。 jelly(ゼリー)、gelatin(ゼラチン)は関連語。 イタリア式アイスクリームのgelatoも仲間。

afternoon

午後の語源

文字通り、「正午/真昼(noon)の後(after)」の時間を指す語。 noonはninth(9番目の)を意味するラテン語由来の語で、遠い昔sunrise(日の出)を午前3時と定めそこから9時間後を正午、すなわちnoonと呼び始め今日に至ったもの。 明確な定めはありませんがearly afternoonはおよそ午後3時あたりまで、late afternoonは3時あたりから夕べ(evening)の前の5時あたりまでとして使い分けるとよいでしょう。

head

頭部の語源

headは、首(neck)から上全体を指すという点で、日本語の「頭」とはやや異なります。 behead(打ち首にする 原義:headを取り去る)はその微妙な違いをよく示しています。 headはまた、headland(岬)、headline(新聞などの見出し)、head office(本社)、headquarters(司令部)、riverhead(川の水源)、headword(見出し語)など、物事の先端部分を指しても広く応用されます。 「額」「後頭部」はそれぞれ、forehead(* fore- 前部の)、the back of the headで。

dragon

の語源

dragonはギリシア語drakon(蛇 serpent)から英語にたどり着いた語。 竜はもちろん仮想の生き物ですが、神話伝説では花形的存在です。 Harry Potterシリーズの脇役Draco Malfoy、実在の人物ではエリザベス1世から騎士(knight)の称号を与えられた海賊Captain Drake— DracoもDrakeも蛇の目を持つ竜の化身です。 化身と言えばトンボもそうかも。 トンボは英語でdragonflyですが、「飛ぶ棒」と「飛ぶ蛇」では想像の世界もがらりと変わります。

butterfly

の語源

蝶とバター(butter)の関係は?— 「バター状のものを排泄する」とか「バターを盗む」「牛乳泥棒」といった伝承はありますが結局のところ真偽は不明。 黄色い蝶の羽根とbutterがつながっただけの単純な理由では、とつい思いたくなります。 もう1つ質問。cabbage whiteは何蝶? ヒント:幼虫は大のキャベツ好きでその名もcabbageworm— もうおわかりですね。答はモンシロチョウ。幼虫の日本語名は青虫。

Japan

日本の語源

中国語「jih(日)pung(本)」由来の語。 古くは「やまと(大和/倭)」と呼ばれていましたね。 漢委奴国王印(=金印)にも委(=倭わ↔和)とあります。 Japanese(日本人、日本語:日本の)はJapanに「〜語(の)」「〜人(の)」を意味する接尾辞-eseの付いた形。 Japanese culture/diet(日本文化/日本食)やEnglish-Japanese/Japanese-English dictionary(英和/和英辞典)と使い方は簡単。 japanとjを小文字にすれば日本が世界に誇る「漆器」のこと。

flower

の語源

flowerはもとの綴りはflourです。 そう、「穀粉」とくに「小麦粉」を指して使われるあのflourです。 粉と花を区別するためにuをweに綴り変えたもので、原義(=最良部分)も発音も同じです。 flora(植物相)、floral(花の)、florescent(花開いた)、florist(花屋)、flourish(栄える)、Florence(フィレンツェ 原義:花盛りの)、Florida(フロリダ 原義:花)— 改めて見れば、「花」の関連語はほとんどwなしですね。

happy

うれしいの語源

happyとhappenは同胞、親はhap(偶然の出来事 原義:幸運)— これが見えればあなたの英語世界は既にして融通無碍。 幸運が多い(-y)からhappy(幸せな)、偶然現れる(-en)ならhappen(起こる) happening(出来事)、偶然まかせ(per-)だからperhaps(ひょっとすると)と、これでhapの世界が画然と広がります。 親のhapは子供達を残したまま自身は休眠中。人生の禍福(haps and mishaps of life)と言いますがmishap(災難)の方はできれば…。

gang

ギャングの語源

gangの原義は、行くこと(going)あるいは旅(journey)。 道(way)→道行く人や動物の群れ→集団と旅を続けたgangがたどり着いた先は犯罪集団(criminal gang)。 とは言えgangの基本は「群れ」にありますから、ギャングから離れて、例えばa gang of antsやa gang of childrenというふうにアリや子供を群れにしてもOKです。 ギャングの構成員一人一人は接尾辞-ster(〜に関係のある人)をつけてgangster(暴力団員)で表します。

family

家族の語源

familyの原義は召使い(servant)— ご存じでしたか。 familyは今でこそ両親(parents)と子供(children)の同居集団と説明されますが、かつては家長以下その家の同居人全てを指す言葉でした。 生物分類上の「科」をfamilyと呼ぶのはこの流れに沿ったものです。 ナス科(the potato family)を例に取るなら、ジャガイモ(potato)、ナス(eggplant)、トマト(tomato)、トウガラシ(chili pepper)と、多彩な家族構成は思わず笑みがこぼれるほど。

home

家庭の語源

my homeとmy house— 訳し分けるとすれば「わが家」と「私の家」でしょうか。 微妙ですが、houseは建物としての家、homeは住む人を意識する語と捉えれば分かりやすいかも。 例えば「帰郷」「同窓会」はhomecomingと言いますが、このhomeをhouseに替えることは出来ません。 hamlet(小村)やBirmingham, Nottinghamなどの地名に残るham(村落)はhomeの古い形。 いずれも人の息づかいを感じさせると言えば言い過ぎでしょうか。

helicopter

ヘリコプターの語源

19世紀末の造語で元はフランス語。 helico-は「渦巻き状にくるくる回転する」という意味です。 では、pterの意味は? 翼 (wing)と即座に答えられる人はことばの達人です。 そう、ヘリコプターとは通常の飛行機にあるはずの固定翼を持たない乗物(vehicle)のこと。 くるくるまわる回転翼だけで空中を飛び回るからhelicopterとは言い得て妙、名付け親もまたことばの達人(a man of words)だったようです。

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