Miscellanea(その他)
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黄色(の)の語源
光り輝く(shine)を原義とする語。 目立つことから警戒色(warning color)として利用されます。 gold(金)、glow(光り輝く)、gall(胆汁 原義:黄色い汁)は色でつながる同根語。 yellowは明るく良い印象を与えると思われがちですが、英語では嫉妬深い(jealous)、臆病な(cowardly)、低俗な(vulgar)など見下した視点からの用法が目立ちます。 用例を3つ:yellow looks ねたましそうな表情 yellow dog 臆病者 yellow press 低俗で扇情的な新聞
赤(い)の語源
緑(green)、青(blue)と並ぶ原色の1つ。 主な派生語はredden(赤くする/なる)とreddish(赤みを帯びた)の2つ。 ルビー(ruby)、rust(さび 原義:赤くなった)、ruddy(血色のよい)、rubicund(赤ら顔の)、robust(たくましい)などは関連語。 血(blood)、夕焼け(sunset)、情熱(passion)、危険(danger)、恋(love)、興奮(excitement)はredから連想が働きやすいとされる事象。 あなたの連想は行く先は? 用例を2つ: reddish brown 赤みがかった茶色 brownish red 茶色がかった赤
茶色(の)の語源
dark(暗い)、brunet(褐色の *同根語)、tanned(日に焼けた)はbrownの代表的類義語。 bear(熊)、beaver(ビーバー)は共に「褐色の(動物)」を原義とするbrownの関連語。 Bruin(クマさん、クマ公)は子供向けの童話などに登場する茶色の熊の呼び名。 His face was well browned.は「彼の顔はよく日に焼けていた」の意味— と、これでbrownの世界が少し広がりました。 brownのついた身近な食品を3つ: brown rice 玄米 brown sugar 赤砂糖 brown bread 黒パン
灰色(の)の語源
イギリス式はgreyと綴ります。 黒(black)と白(white)の間に位置づけられ、薄暗く(dim)不明瞭な(unclear)な意味合いが付きまとう語。 grayのもたらす連想はdull(退屈な)、cloudy(どんよりした)、boring(退屈な)、old(年老いた)、pale(青白い)、ambiguous(あいまいな)、ash(灰)、lead([léd] 鉛)など、どこか元気がないものばかり。 用例を5つ: gray face 青ざめた顔 gray skies どんよりした空 gray hairs 白髪 gray power 老人パワー gray area あいまいな領域
黒(い)の語源
古くはink(インク)の意味で使われていた語。 white(白)の対語ということで長らく闇(darkness)や邪悪(evil)に結びつけられて来ました。 現在も多くの用例で暗く悪いイメージが付きまとっています。 用例を7つ: black hole ブラックホール(=抜け出しようのないもの) black lie 悪意のあるうそ black magic 黒魔術/妖術 blackmail 恐喝 原義:黒い贈り物 black mark 経歴上の汚点 black market 闇市場 blackout 停電、一時的記憶喪失
白(い)の語源
「善(goodness)」「純潔」「無実」「平和(peace)」など、対語のblack(黒)とは逆の連想が働く言葉。 色彩語(color words)と連想関係はさまざまですが、白についてはよいイメージで捉える文化が多いようです。 そうそう、wheat(小麦)の原義も「白い」です。 並べれば発音も近そうですね。 派生語はwhiten(白くする/なる)とwhiteness(白さ)。 用例を3つ: egg white 卵の白身 black-and white photos 白黒写真 My hair is whitening. 白髪が目立ちだした
緑(の)の語源
誰もが知る色彩語(color words)の1つ。 原義はgrow (成長する)でgrass(草)と同根。 「若々しい」「活気に満ちた」「新鮮な」「未熟な」「無知の」はgreenの持つ象徴的意味(symbolic meaning)。 環境問題(environmental issues)が取りざたされる近年では「環境に優しい」(ecological)という意味まで参加。 1980年代に登場した新語greenwashは「見せかけの環境公報活動」や「不正送金」などの意味。 whitewash(ごまかす 原義:白く上塗りする)に倣った造語です。
たった1つのの語源
singleは原義(only one)に基づく「1つだけの」「1人用の」「単一の」といった用法が中心の語。 対して関連語で原義を共有するsimpleには「単純な」「質素な」「だまされやすい」「無知な」「混じりけのない」などと用法が拡大しています。 singleとの使い分けが必要ですね。 比較例を少々。 single room(1人部屋) vs. simple room(飾り気のない部屋) single life(独身生活) vs. simple life(質素な暮らし) single error(唯一の間違い) vs. simple error(単純ミス)
二重のの語源
doubleはdou-(2)と-ble(重ねる)が合わさった語で、基本の意味は「二重に重ねる」です。 -bleはラテン語plicare (折りたたむ)の変化形で、double以外はsimple(単純な)、triple(三重の)、quadruple(四重の)、quintuple(五重の)のように-bleではなくラテン語綴りを残した-pleが使われます。 スポーツにおける「2対2」の対戦競技はdoublesで。 「1対1」の場合はsimpeの関連語single(たった1つの)を使ってsinglesと必ず複数形で。
語の語源
文法用語の1つverb(動詞)とwordは同根。 根っこにあるのは原始印欧語wer- (話す)から変化したラテン語verbum (語)。 つまり、verbとwordは原義「話す speak」を共有する姉妹なのです。 形容詞wordy(口数/言葉数の多い)とverbal(口頭の、言葉による)を並べれば互いの繋がりは明らか。 発音も似ていますね。 a man of wordsは「言葉の達人」の意味— おしゃべりな人(a wordy man)というわけではありません。
ラテン語(の)の語源
イタリアの古代国家Latiumが起源。 「ラテン語」の他にも「ラテン系民族(の)」「ラテン音楽(の)」などの意味も。 ラテン語は今でこそ実用語としての機能を失っていますが、西欧中世あたりまで大きな力を持っていたこともあり、末裔である仏語(French)、イタリア語(Italian)、スペイン語(Spanish)、ポルトガル語(Portugese)などはもとより、ゲルマン系の英語にまで多大の影響を及ぼしています。
意味の語源
動詞mean(意味する、〜のつもりで言う)の名詞形。 「意味する」→「意味すること」→「意味」となったもので、build(建てる)→building(建物)と同じく「行為の結果生じたもの」を指す-ing用法。 主な派生語はmeaningful(意味のある、重要な)とmeaningless(無意味な、取るに足らない)。 mind(心)はmeanの関連語。 言葉は心の表れということでしょうか。 What do you mean? は使い方次第で喧嘩になりかねないきわどい表現。
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