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広範囲の会話や文書を理解し、生活、勉強、仕事などの場面に応じて柔軟かつ適切に言葉を使い分けるために求められる語。

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thunder

雷鳴の語源

古英語の綴りはthunor (雷)。 北欧神話における雷神トール(Thor)、さらにはラテン語tonare (雷が鳴る、とどろく)につながる語。 稲妻は別にlightningで表現。 日本語の「雷(かみなり)=雷鳴+稲妻」に相当する英語はthunderbolt(雷、落雷)。 「青天の霹靂」の霹靂(へきれき)のことですね。 「雷雲」はthundercloudでthunderstormとすれば「激しい雷雨」のこと。 関連語Thursday(木曜日 原義:day of thunder)は雷神Thorに借りた呼び名。

temperature

温度の語源

ラテン語tempus (時 time)由来の語。 時と温度は無関係に見えますが、temperatureの生みの親temper(調節する:気分/平静)の原義は「時に合わせる」。 「調節する」→「温和な状態へ」から「温度」に至った次第。 関連語のtemperance(自制/禁酒)やtemperate(控え目な/節度のある)には時・場所に合わせる姿勢がはっきりと見て取れます。 temperにdis-(=not)をつければたちまち不機嫌(distemper)に。 この病気に犬がかかると命の危険も。

allergy

アレルギーの語源

allo-(他の)とergon(活動)を組み合わせたギリシア語由来の語。 特定のアレルギー起因物質(allergen アレルゲン)に過剰に反応する敏感症のこと。 喘息(asthma)や花粉症(pollen allergy)はよく知られるアレルギー疾患(allergic disease)。 allo-はalter(作りかえる)やalibi(アリバイ 原義:別な場所に)、alias(別名)、alien(異邦人)などと形を変えて応用されます。 また、energy(活力、エネルギー 原義:活動中in work)の中にはergonが潜んでいます。

mouth

の語源

胃、腹部などと訳されるstomach— 元来は「入り口(mouth)」を指す語で、かつてはgullet(食道)やthroat(のど)の意味で使われていました。 関連語のstomatitis(口内炎)や歯科医(dentist)の使うstomatoscope(=mouth mirror口内鏡)にはその面影が見て取れます。 なお、gastric juice(胃液)、gastric acid(胃酸)、gastric cancer(=stomach cancer 胃癌)、gastritis(胃炎)、gastropod(腹足類)など専門性の高い表現ではギリシア語由来のgastr-が多く使われます。

complicate

複雑にするの語源

原義は「一緒にcom- 重ねる-plicate」。 「込み入らせる」「悪化させる」などとも訳されます。 派生語はcomplicated(込み入った、理解が困難な)、complication(合併症)、complicity(共謀関係)。 いずれも物事が入り組んで状況が悪化する感じがあります。 complex(複雑な)やcomplexity(複雑さ)は代表的な関連語。 用例を3つ: complicate a situation 事態を複雑にする complicity in murder 殺人の共犯(関係) complications of influenza インフルエンザの合併症

crown

王冠の語源

ラテン語corona (花輪 wreath)が起源。 「栄冠」「頭頂部」「樹冠」「王冠を載せる」などの意味でも使われます。 coronate(冠をいただかせる)、coronation(戴冠式)、coronal(宝冠:冠の、コロナの)、corona(光環、コロナ)、corolla(花冠)、corollary((数学)系、必然の結果)などいずれも「輪」で結ばれる関連語。 crownを用いたことわざを1つ: A king without learning is but a crowned ass. 学問のない王様は冠をいただいたロバに過ぎない *but=only

liberty

自由の語源

freedom(自由)の守備範囲と重なる部分がありますが、libertyが強調するのは暴力的支配や幽閉、仕事といった拘束状態からの解放。 New York港の自由の女神(Statue of Liberty)の毅然とした姿を想像するとよいでしょう。 主な派生語はliberal(寛大な、偏見のない)とliberate(解放/釈放する)。 用例を3つ: liberty, equality, fraternity 自由平等友愛(フランス共和国の標語) a liberal thinker 偏見のない考え方をする人 liberate a slave 奴隷を解放する

vest

チョッキの語源

語源はラテン語vestis(衣類 clothing)でwear(身に付けている)は同根語。 「衣服を着る/着せる clothe」の意味で動詞としても用いられます。 派生語はvestment(式服、礼服、法衣)。 divest(脱がす、権利や肩書き、財産などを剥奪する *di-=dis- 奪う)、invest(投資する *in- 中に)、revest(復職/復権させる *re- 再び)はvestの着脱から連想された関連語。 vestの用例を3つ: a down vest ダウンのチョッキ a bulletproof vest 防弾チョッキ a fishing vest 釣り用ベスト

parent

の語源

親、すなわち父または母のことですね。 ラテン語parere (生む)が起源。 これに「〜する人」を意味する-entが付いた形。 比喩的に「元祖」の意味でも使われます。 派生語はparental(親としての)。 関連語はappear(出現する)、prepare(準備する)、pare(〜の皮をむく)など。 「生む」との繋がりを感じさせますね。 parentalの用例を3つ:parental responsibility 親としての責任 parental feelings 親心 parental consent 親の同意

stomach

の語源

胃、腹部などと訳されるstomach— 元来は「入り口(mouth)」を指す語で、かつてはgullet(食道)やthroat(のど)の意味で使われていました。 関連語のstomatitis(口内炎)や歯科医(dentist)の使うstomatoscope(=mouth mirror口内鏡)にはその面影が見て取れます。 なお、gastric juice(胃液)、gastric acid(胃酸)、gastric cancer(=stomach cancer 胃癌)、gastritis(胃炎)、gastropod(腹足類)など専門性の高い表現ではギリシア語由来のgastr-が多く使われます。

cataract

瀑布の語源

ギリシア語で「激しい落下 down-rushing」を意味する語。 そこから瀑布、すなわち大きな滝(large waterfall)を指して使われるようになりました。 cataractにはもう1つ、「白内障」の意味もあります。 もっとも、瀑布と白内障の間に必然的な関係はありません。 白内障による目の白濁と激流が落下し白く泡立つことを結びつけた意味転用のようで、両者のつながりはどうやら比喩の域に留まるようです。

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