Weather(気象)
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風の語源
ラテン語ventus (風)につながる語でweather(気象/天気)と同根。 風と気象の密接な関係は古くから注目されていたようですね。 ちなみに気圧(air pressure)温度(temperature)湿度(moisture)は風、すなわち気流(air current)を左右する三要素。 関連語window(窓)の原義は「風の目-ow」、つまりは風の通り道。 風力はwind powerで風速はwind speed— 簡単に作れますね。 windbreak(防風林)とwindbreaker(防寒用ジャンパー)はちょっと愉快な組み合わせ。
気象の語源
暑さ(heat)寒さ(cold)風の向き(direction of wind)など様々な点から判断した大気の状態(condition of the atmosphere)のこと。 一般的には「天気」「天候」「空模様」などの言葉が当てられます。 気象を左右するwind(風)は同根。 wither(しおれる/衰える)は動詞weather(風雨に当てる/風化する)の関連語。 weatherの用例を5つ: weather report 天気概況 weather chart/map 天気図 weather satellite 気象衛星 weather station 測候所 weathering 風化作用
竜巻の語源
竜が天に昇るさまに例えて恐れる竜巻は風がからむ最も破壊的な天災。 ラテン語tornare (回る)由来の語で、turn(〜の方に向ける/回転する)を始め、return(戻る)、tour(周遊旅行)、detour(迂回する)など関連語はみな回転の名手。 その中でtornadoの回転威力は最大級。 巨大なものでは最大風速は秒速100mを優に超えるとされています。 出くわせばU-turn(方向転換)して避難するよりほかありません。
線状降水帯の語源
えっ、何で? と思われるかも知れませんが、実は「列車 train」も「訓練する train」も「線状降水帯 training」も一蓮托生。 trainの原義は「引っぱって行く」で、そこから「列を成して進むもの」を表す用法が生まれました。 機関車(engine)が車両(cars)を引っぱって行くのが列車(train)なら、右向け右と従わせるが訓練(training)。 列を成して行進する積乱雲をtrainingと呼ぶようになったのもうなずけますね。
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