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Feeling(感じ)
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カテゴリー:Feeling(感じ)の最新の単語

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foreign

外国のの語源

ラテン語foris (戸外の out of doors)が起源。 「外国の」に始まって「異質の」「他地方の」「無関係の」「馴染みのない」などの意味でも用いられます。 主な派生語はforeigner(外国人)で法律用語のalienは類義語。 forest(森 原義:外側の森)はforisで結ばれる同根語。 【用例】 a foreign body in the blood 血液中の異物 foreign travel 海外旅行 a foreign student 留学生 a foreign accent 外国人訛(なま)り a foreign aid 対外援助

little

小さいの語源

不規則変化形容詞(little-less-least)。 「小規模の」「小形の」「幼い」「わずかな」「殆どない」「重要でない」「可愛い」、(副詞)「少しも〜ない」「ほどんどない」「多少は」、(名詞)「少し」「多少」など幅広く応用。 a littleでは「少しある」に、単にlittleでは「ない」の方に意味が傾きます。 【用例】 a little hope わずかな望み little hope 望みはほとんどない He ate a little. 少し食べた He ate little (or nothing). ほとんど食べなかった

few

少ないの語源

「小数の」「わずかの」「多少の」「少量の」、(名詞)「小数の人」「少量のもの」などとも。 印欧祖語の語根pau-(小数、少量)由来の語で、poor(貧しい)、pauper(貧困者)、poverty(貧困)などは同根語。 aまたは他の限定詞を付ければ「肯定的な意味」、無冠詞だと「否定的な意味」— fewの基本用法です。 【用例】 He reads a few books every week. 彼は毎週2、3冊の本を読む He reads few books. 彼は本をほとんど読まない

weak

弱いの語源

原義は「強くない not strong」。 「壊れやすい」「虚弱な」「劣った」「飲み物が薄い」などの用法も。 派生語はweaken(弱くする/なる)、weakness(弱さ、弱点、好きでたまらないもの)、weakly(体が弱い、病弱な)、weakling(虚弱者、病身の人、弱虫)。 対義語strong(強い)同様、応用範囲の広い語。 用例を3つ: strong in the arm and weak in the head 腕っ節は強いが頭は弱い a weakly child 病弱な子 I have a weakness for doughnuts. ドーナツに目がない

strong

強いの語源

「力のある」「丈夫な」「健康な」などの訳語も。 古英語strang (強い)由来の語。 派生語はstrength(強さ、体力、知力、強度)。 これに-en(〜にする/なる)を付ければ動詞strengthen(強くする/なる)が出来上がります。 string(ひも、数珠つなぎになったもの、楽器の弦:紐で縛る、つなぎ合わせる)は関連語。 用例を4つ: strong mind 強い心 strong muscles 強い筋肉 strengthen muscles 筋肉を強化する with full strength 全力で

low

低いの語源

対義語であるhighと同じくゲルマン語(Germanic)系。 「卑しい」「下品な」「乏しい」などの訳語も。 lie(横たわる)および lay(横たえる、置く)は同根語。 「横たわる」↔「低い」はわかりやすい連想。 動詞はlower(降ろす、低くする)で比較級と同形。 lownessは位置・身分・程度・価値・数量・音量などが「低いこと」「少ないこと」を意味する名詞。 lowの用例を2つ: low comedian ドタバタ喜劇役者 lowbrow 無教養な(人) *brow まゆ毛

high

高いの語源

ドイツ語hoch(=high)につながるゲルマン語系の語。 名詞・副詞としても用いられます。 「高貴な」「高級な」「主要な」「横柄な」など「高い」に結びつけて広く応用されます。 主な派生語はhighly(非常に、高度に)、height(高さ)、heighten(高くする/なる)。 用例を7つ: high season 最も利用客の多い時期 highway 主要道路 high street 本通り high noon 真昼、絶頂期 high living ぜいたくな生活 high society 上流社会 highbrow 知識人 *brow まゆ毛

well

十分にの語源

不規則変化(well-better-best)。 用法は大別次の3通り。 (副詞・形容詞)「裕福に」「健康に」「上手に」「元気な」「申し分のない」、(名詞)「井戸」「泉」「源泉」、(動詞)「湧き出る」「噴出する」。 派生語はwellness(健康な状態)、unwell(具合が悪い *un-=not)。 will(意志)、wealth(富)など、関連語もなかなかの賑やかさ。 【用例】 a better life よりよい生活 I feel unwell. 気分がすぐれない her best days 彼女の全盛時代 It will work well. うまくいくでしょう

bad

悪いの語源

当初は人について用いられていましたが、今では「邪悪な」「劣った」「粗悪な」「有害な」など「よくない」ものはなんでも引き受ける語に。 worse(比較級)、worst(最上級)と不規則変化。 派生語はbadly(悪く、ひどく)とworsen(悪化させる/する)。 badを用いた諺(ことわざ)を3つ: Bad news travels fast. 悪いうわさはすぐに広まる(cf. 悪事千里を走る) Bad/Good things come in three. 悪いこと[よいこと]は3つ揃ってやって来る(cf. 二度あることは三度ある)

good

よいの語源

原義は「適切な fitting, suitable」。 better(比較級)、best(最上級)と不規則変化。 副詞はwell(上手に、適切に、よく)で対義語はbad(悪い)。 goodwife(主婦)、goodman(主、家長)、goodwill(好意、親切、[商業]のれん、営業権)、goods(商品)などはgoodを軸とする関連語。 goodを用いた諺(ことわざ)を3つ: A good beginning makes a good ending. 始めよければ終わりよし Good fences make good neighbors. よい(=適切な)垣根はよい隣人を作る The goods die young. 善人は若死にする

complex

多くの部分から成るの語源

ラテン語plicare (折り重ねる fold)を起源とする語で原義は「一緒にcom- 織られた-plex」。 語根-plexには変化形が多く、例えばapply(応用する) complicate(複雑な) simple(単純な) employ(雇う) display(陳列する)などはみな「たたむ」「重ねる」を起点にする関連語。 主な派生語はcomplexity(複雑さ)とcomplexion(顔色、外観)。 用例を3つ: a complex problem 複雑な問題 the complexity of the problemその問題の複雑さ a fine complexion よい顔色

simple

単純なの語源

分解すれば「1つsim- 重ね-ple」。 「簡潔な」「質素な」「気取らない」「偽りのない」と概ねよい意味ですが「一介の」「取るに足らない」あたりで風向きが変わり「無学な」「馬鹿な」で急落下。 どの意味で用いるか、要注意。 double(2倍の、二重の)やtriple(3倍の、三重の)は代表的な関連語。 派生語はsimplify(簡単にする)、simplicity(平易、簡素)など。 用例を2つ: a simple way of life 質素な暮らし a simple answer 誠意ある回答

liberty

自由の語源

freedom(自由)の守備範囲と重なる部分がありますが、libertyが強調するのは暴力的支配や幽閉、仕事といった拘束状態からの解放。 New York港の自由の女神(Statue of Liberty)の毅然とした姿を想像するとよいでしょう。 主な派生語はliberal(寛大な、偏見のない)とliberate(解放/釈放する)。 用例を3つ: liberty, equality, fraternity 自由平等友愛(フランス共和国の標語) a liberal thinker 偏見のない考え方をする人 liberate a slave 奴隷を解放する

free

自由なの語源

原義は「親愛なる dear」で、周辺を探れば「愛する love」「妻 wife」「娘 daughter」さらには「友 friend」との繋がりまで浮かび上がってきます。 「さまざまな束縛から自由な」という意味で広く使われる語。 派生語はfreedom(自由)とfreely(自由に)。 -freeは「〜なしの」「〜を伴わない」を意味する使用頻度の高い複合表現。 用例を3つ: an alcohol-free party 酒類無しのパーティ a childfree couple 子供を持たない夫婦 a duty-free shop 免税店(*duty 関税)

safe

安全なの語源

ラテン語salvus (健康な、完全な)由来の語で、solid(堅固な)、salute(挨拶する=相手の健康を願う)は「健全」で手を取り合う関連語。 safeには「金庫」の意味の名詞用法も。 動詞save(救う、蓄える)とつながっていますね。 「安全(性)」「安全対策」などを意味するsafetyは日本語としても使われるようになりました。 用例を4つ:Safety First. 安全第一(標語) a safety razor 安全カミソリ a safety net 安全網 a safety zone 安全地帯

motivation

やる気の語源

move(動く)→motor(原動機)→motion(動き)→motive(目的)→motivate(する気にさせる)と煽(あお)れば終にはmotivationにたどり着きます。 仏語経由のmotifはmotiveと同じく芸術作品の「主題(モチーフ)」という意味。 ところで、近頃よく耳にするモチベーション— 「やる気」で間に合うものをわざわざ奇妙な音に変えるのにはどんなmotivationが働くのでしょうね。 「やる気」のほうがはるかにやる気になれると思うのですが…。

important

重要なの語源

import(輸入する:輸入)から生まれた語。 気づいていた人はsuper! importの原義は「運び-port込むin-」で、「(港に)運び込む必要があるほどに大切な(もの)」という連想から「重要な」という意味になりました。 主な派生語はimportance(重要性)、importable(輸入できる)、importantly(重大 なことに、もったいぶって)。 export(輸出する)、report(報告する)、transport(輸送する)、sport(気 晴らし)などport(港:運ぶ)を起点とする関連語多数。

anger

怒りの語源

古ノルド語angr (悲しみ grief)から英語に。 そのangrはラテン語angere (窒息させる choke)が起源。 形容詞angry(怒っている)はangerがあふれている(-y)状態のこと。 窒息ではないにしても危険な状態とは言えますね。 関連語anxious(不安を覚える)、anxiety(不安)からも締めつけられるような苦悶が聞こえて来そうです。 ことわざにAnger is a short madness.(怒りは一時の狂気)とあります。 あおると本当に窒息するかも。

cold

寒いの語源

cold morning(寒い朝)、cold bath(冷水浴)、cold front(寒冷前線)、cold reply(つれない返事)など用途多彩。 「風邪」の意味ではchest cold(せきの出る風邪)やhead cold(鼻風邪)、catch cold(風邪を引く)などの形で用いられます。 よく似た意味のchilly(うすら寒い)、cool(涼しい)、gelid(極寒の)は同根語。 使い分けられると便利です。 jelly(ゼリー)、gelatin(ゼラチン)は関連語。 イタリア式アイスクリームのgelatoも仲間。

freedom

自由の語源

「形容詞 + -dom」で「状態」を表す名詞ができあがります。 「〜の所領」「〜界」「〜の地位」などの意味で用いられる「名詞 + -dom」に較べて数は少なく、代表語はfreedom以外ではbored(退屈した)→boredom(退屈)とwise(賢い)→wisdom(知恵)の2つがあるのみ。 freedomは行動や発言、思想などの自由を意味する語で、freedom of religion(信教の自由)、~ of speech(言論の〜)、~ of thought(思想の〜)、~ of expression(表現の〜)のように使います。

happy

うれしいの語源

happyとhappenは同胞、親はhap(偶然の出来事 原義:幸運)— これが見えればあなたの英語世界は既にして融通無碍。 幸運が多い(-y)からhappy(幸せな)、偶然現れる(-en)ならhappen(起こる) happening(出来事)、偶然まかせ(per-)だからperhaps(ひょっとすると)と、これでhapの世界が画然と広がります。 親のhapは子供達を残したまま自身は休眠中。人生の禍福(haps and mishaps of life)と言いますがmishap(災難)の方はできれば…。

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山田雄一郎|英語大百科監修者
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広島大学教育学部大学院修士課程修了。もと広島修道大学教授。主な著作:「言語政策としての英語教育」(渓水社)、「英語教育はなぜ間違うのか」(筑摩書房)、「日本の英語教育」(岩波書店)、「外来語の社会学」(春風社)、「英語力とは何か」(大修館書店)、「小学生からの英語絵辞典」(研究社)、「英単語QUEST 2000」(学研プラス)

佐伯一行|英語大百科監修者
ナビ2号佐伯 一行

英語能力テスト開発研究所(IQELT)代表。京都外国語大学専攻科修了。中学校英語教師、学習塾経営、日本英語検定協会顧問、大学非常勤講師、東京書籍顧問、IELTS公式テストセンター顧問を歴任。英語に関する各種研究会の企画運営を通して英語教育界に広く知己を得る。米国、イギリス、フィンランド、シンガポール、中国、韓国などでの学会や研究会への参加を重ねる。