People(人々)
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マジシャンの語源
魔術師の古い呼び名magiから生まれた語で、「magic(魔法、手品)に精通する人」という意味。 超自然現象に結びつけられていた時代のmagicianは「魔法使い」、今の呼び名は「手品師/奇術師」ですね。 日本語のマジシャンはもっぱら後者。 なお、魔法使いはwizard(男)、witch(女)と男女で呼び分けがあります。 参考:The Wizard of Oz 米映画「オズの魔法使い」(1939) witch-hunt (ヨーロッパ中世の)魔女狩り
デザイナーの語源
designerはdesign(設計/立案する:設計図)から作られた名詞でdesignの原義は「下に(de-)印をつける」。 よく見るとsign(しるし:署名する)が潜んでいますね。 designerは広く「設計者」「立案者」を指す語で、いわゆる「デザイナー」はその用法の1つ。 designerを頭に付けてdesigner watch/jeansとすれば「ブランド物の時計/ジーンズ」の意味。 本物かどうかsignature(署名)の確認を怠りなく。
農場経営者の語源
「農夫」「農民」などの訳語もありますが、たいていは「農場(farm)を所有あるいは経営する人」を指して使われます。 動詞farmは「耕す」「栽培する」といった意味ですから、chicken farmer, fruit farmer, pig farmer, oyster farmerはそれぞれ「養鶏業者」「果実栽培業者」「養豚業者」「カキの養殖業者」でOK。 landed farmer(自作農 *landed 土地を持つ)、tenant farmer(小作農 *tenant 賃借人)の組み立ても簡単ですね。
バイリンガルの語源
「bi- 2つ」+「lingual 舌の」と分解できる語で、二つの言語を自由に話す人を指して用いられます。 日本ではあこがれの対象と見なされがちですが世界にはbilingualどころか、trilingual (3言語話者 *tri-=3)もごろごろ。 4言語以上を操るmultilingual (多言語話者 *multi=many)も珍しくありません。 EU(=the European Union ヨーロッパ連合)は、「ヨーロッパ言語の年」制定(2001年)以来、「母語(mother tongue)+2言語」の習得に挑戦しています。
床屋の語源
barberの原義は「あごひげ(barb)を剃る人」— 日本語の「床屋」からは見えませんね。 barb(とげ/剛毛)は「あごひげ」の意味を失いましたが、元を正せばbeard(あごひげ)と同根。 barberが男子理髪店なのもうなずけますね。 hairdresserはbarberの意味でも用いられますが、どちらかと言えば女性相手の美容師を指すようです。 有刺鉄線↔barbed wireの関係もどこか荒っぽくて男性的なような。 * barbed とげを持った
ギャングの語源
gangの原義は、行くこと(going)あるいは旅(journey)。 道(way)→道行く人や動物の群れ→集団と旅を続けたgangがたどり着いた先は犯罪集団(criminal gang)。 とは言えgangの基本は「群れ」にありますから、ギャングから離れて、例えばa gang of antsやa gang of childrenというふうにアリや子供を群れにしてもOKです。 ギャングの構成員一人一人は接尾辞-ster(〜に関係のある人)をつけてgangster(暴力団員)で表します。
家族の語源
familyの原義は召使い(servant)— ご存じでしたか。 familyは今でこそ両親(parents)と子供(children)の同居集団と説明されますが、かつては家長以下その家の同居人全てを指す言葉でした。 生物分類上の「科」をfamilyと呼ぶのはこの流れに沿ったものです。 ナス科(the potato family)を例に取るなら、ジャガイモ(potato)、ナス(eggplant)、トマト(tomato)、トウガラシ(chili pepper)と、多彩な家族構成は思わず笑みがこぼれるほど。
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