People(人々)
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People(人々)カテゴリーの最新の単語
(集団や組織の)長の語源
「かしら」「チーフ」「族長」「上司」「頭目」など、所属する集団や組織によって呼び方はさまざまですね。 形容詞としては「最高の」「主要な」「重要な」などの意味。 ラテン語caput (頭)を起源とする語でchef(シェフ)、captain(キャプテン)、cabbage(キャベツ)など「頭」でつながる仲間は大勢。 用例を4つ: a section chief 課長 the chife of police 警察署長 an Indian chief インディアンの酋長 a chief cook=chef 料理長
コックの語源
起源はラテン語coquus (料理する)。 cookは職業としての料理人を指す語ですが、 ‘She is a good cook.’(彼女は料理上手だ)のような使い方もできます。 なお、chef(シェフ *chiefと同根)はレストランなどの料理長(chief cook)のこと。 動詞cook(料理する)に接尾辞-ery(〜の場所)を付けてcookeryとすれば「調理場」が出来上がります。 bake(焼く)→bakery(パン屋)と同じ関係ですね。 cuisine(特定の料理(法) 原義:台所)は関連語。
ベオグラードの語源
セルビア共和国(旧ユーゴスラビア)の首都。 「白いbeo- 町-grad」の意味。 紀元前1世紀にローマ支配下に。 5世紀になってフン族が襲来、町は壊滅。 7世紀に入るとスラブ民族(the Slavs)の入植が始まり町は再建に向かう。 地名もスラブ名のベオグラードに。 戦略的要衝であったことから、その後もさまざまな国の干渉や支配が続きました。 セルビアとして独立したのは足かけ5年にわたるクロアチア紛争(1991-95)を経た2006年のこと。
双子の一方の語源
原義は「二倍の、二重の twofold, double」で、twice(2度)やtwig(小枝 原義:二股に分かれたもの)は関連語。 双子の一方を指す語で二人揃っていればtwinsです。 三つ子以上はそれぞれtriplets, quadruplets, …と続きますが使う機会はそれほど多くないようです。 そんな中、南アフリカ(South Africa)でdecaplet(10つ子=どう読むのかわかりません)が生まれたそうです。 2021年のことで、ギネス世界記録(Guinness World Record)として認定されました。
警官の語源
policeman生みの親のpolice(警察)はラテン語politia(国家)を起源とする語で、管理治安に関わるpolicy(政策)やpolity(政治形態)は関連語。 1829年初出のpoliceman(警察官)は、男性(man)を連想させることから近年ではpolice officerと中性化されています(neutral)。 ほかにもchairperson(議長)やbusinessperson(実業家)など、男女を意識させない表現は増えています。 意外な感を受けますが、policewoman(女性警官)は早くも1853年に登場。
商人の語源
ラテン語mercari (商売する)起源のmerch-に-ant(〜する人)が加わった形で、代表的関連語としてはmarket(市場)とmerchandise(=goods 商品)が挙げられます。 これらの語はローマ神話における商業神Mercury(ギリシア神話ではHermes)とも繋がってます。 商業学校の校章に2匹の蛇が絡まった翼の杖の図案を用いるのは、伝令神でもあったMercuryがこの杖を携えて世界を飛び回り活躍したことにあやかったもの。
友の語源
原義は「最愛の dear」でfree(自由な)と同根。 親類など血縁者に向かう親愛の情が「友」「味方」「仲間」「恋人」にまで広がりました。 派生語はfriendly(友好的な)、friendship(親交、友情)、friendliness(親切)など。 friendlyにはeco-friendly(環境に優しい)、user-friendly(使いやすい)のような用法も。 余談ながら、トンガ王国(Kingdom of Tonga)の愛称はFriendly Islands(*island 島)。 1773年クック船長一行が受けた温かい歓迎が呼び名の起源のようです。
運動選手の語源
ギリシア語起源で原義は「athlon(賞)を争う人」。 古代ギリシア・ローマ時代には公開試合の出場者(contestant)を指す言葉でした。 athletic(活発で丈夫な、運動選手の)をathleticsとすれば「運動競技」の意味。 また、biathlon(二種競技)のbi-(2)をtri-(3)、penta-(5)、deca-(10)に入れ替えればそれぞれ「三種競技」「五種競技」「十種競技」となります。 athlete’s footは「水虫」のこと。 間違っても靴屋の宣伝文句にしてはいけません。
成長した動植物の語源
成長したものなら何でもadultで間に合いそう。 adult person, adult dog, adult fish, adult insectなら「成人」「成犬」「成魚」「成虫」でOK。 では、adult treeやadult plantはどう訳す? 「成木」はありますがadult plantは… 「成長した植物」と言うよりなさそうですね。 応用問題— 「幼魚」や「幼木」は英語で? 固有の言い方は別として一般の会話ではyoungが便利。 young person/dog/fish/insect/tree/plantと「若い」「幼い」はたいていyoungで間に合います。
使用人の語源
servantは仕える(serve)人(-ant)という組み立て。 そのserveは奴隷(slave)を意味するラテン語servus由来の語。 servantが神(God)や主人(master)に仕える「しもべ」「下僕」「召使い」などと訳されてきた所以です。 公僕(public servant)は国と地方を問わず全ての公務員を指す言葉ですが、「僕」の謙虚さを漂わせる国会議員や官僚は多くないような。 選挙中はservant、当選すればくるりと背を向けmasterに早変わりでは何とも…。
億万長者の語源
billion(10億)に接尾辞-aire(〜を有する人)が付いた形。 millionaire(百万長者)にならって造られた語です。 1970年代頃まではもっぱらmillionaireの時代で、billionaireがどこにいるのか気にする人はほとんどいなかったように思います。 それが今ではmillionaireでは間に合わなくなり、登場するのはbillionaireばかりとなりました。 次はbillionaireが退場して、兆万長者(trillionaire)が当たり前という時代になるのでしょうか。いやはや。
親の語源
親、すなわち父または母のことですね。 ラテン語parere (生む)が起源。 これに「〜する人」を意味する-entが付いた形。 比喩的に「元祖」の意味でも使われます。 派生語はparental(親としての)。 関連語はappear(出現する)、prepare(準備する)、pare(〜の皮をむく)など。 「生む」との繋がりを感じさせますね。 parentalの用例を3つ:parental responsibility 親としての責任 parental feelings 親心 parental consent 親の同意
敵の語源
enemyにはfriend(友人)が隠れています。 「えっ、何のこと?」ですね。 実はen-(=in-)はnotで-emyはラテン語起源で「友」の意味。 併せれば「敵=友人ではない」の図式が完成します。 The enemy of my enemy is my friend. (わが敵の敵はわが友)はenemyを使った数少ない諺(ことわざ)。 派生語はenmity(敵意)、inimical(敵意のある)で、関連語はamiable(愛想のよい)、amicable(友好的な)— 敵味方入り乱れて大乱戦と言ったところ。
マジシャンの語源
魔術師の古い呼び名magiから生まれた語で、「magic(魔法、手品)に精通する人」という意味。 超自然現象に結びつけられていた時代のmagicianは「魔法使い」、今の呼び名は「手品師/奇術師」ですね。 日本語のマジシャンはもっぱら後者。 なお、魔法使いはwizard(男)、witch(女)と男女で呼び分けがあります。 参考:The Wizard of Oz 米映画「オズの魔法使い」(1939) witch-hunt (ヨーロッパ中世の)魔女狩り
デザイナーの語源
designerはdesign(設計/立案する:設計図)から作られた名詞でdesignの原義は「下に(de-)印をつける」。 よく見るとsign(しるし:署名する)が潜んでいますね。 designerは広く「設計者」「立案者」を指す語で、いわゆる「デザイナー」はその用法の1つ。 designerを頭に付けてdesigner watch/jeansとすれば「ブランド物の時計/ジーンズ」の意味。 本物かどうかsignature(署名)の確認を怠りなく。
農場経営者の語源
「農夫」「農民」などの訳語もありますが、たいていは「農場(farm)を所有あるいは経営する人」を指して使われます。 動詞farmは「耕す」「栽培する」といった意味ですから、chicken farmer, fruit farmer, pig farmer, oyster farmerはそれぞれ「養鶏業者」「果実栽培業者」「養豚業者」「カキの養殖業者」でOK。 landed farmer(自作農 *landed 土地を持つ)、tenant farmer(小作農 *tenant 賃借人)の組み立ても簡単ですね。
バイリンガルの語源
「bi- 2つ」+「lingual 舌の」と分解できる語で、二つの言語を自由に話す人を指して用いられます。 日本ではあこがれの対象と見なされがちですが世界にはbilingualどころか、trilingual (3言語話者 *tri-=3)もごろごろ。 4言語以上を操るmultilingual (多言語話者 *multi=many)も珍しくありません。 EU(=the European Union ヨーロッパ連合)は、「ヨーロッパ言語の年」制定(2001年)以来、「母語(mother tongue)+2言語」の習得に挑戦しています。
床屋の語源
barberの原義は「あごひげ(barb)を剃る人」— 日本語の「床屋」からは見えませんね。 barb(とげ、剛毛)は「あごひげ」の意味を失いましたが、元を正せばbeard(あごひげ)と同根。 barberが男子理髪店なのもうなずけますね。 hairdresserはbarberの意味でも用いられますが、どちらかと言えば女性相手の美容師を指すようです。 有刺鉄線↔barbed wireの関係もどこか荒っぽくて男性的なような。 * barbed とげを持った
ギャングの語源
gangの原義は、行くこと(going)あるいは旅(journey)。 道(way)→道行く人や動物の群れ→集団と旅を続けたgangがたどり着いた先は犯罪集団(criminal gang)。 とは言えgangの基本は「群れ」にありますから、ギャングから離れて、例えばa gang of antsやa gang of childrenというふうにアリや子供を群れにしてもOKです。 ギャングの構成員一人一人は接尾辞-ster(〜に関係のある人)をつけてgangster(暴力団員)で表します。
家族の語源
familyの原義は召使い(servant)— ご存じでしたか。 familyは今でこそ両親(parents)と子供(children)の同居集団と説明されますが、かつては家長以下その家の同居人全てを指す言葉でした。 生物分類上の「科」をfamilyと呼ぶのはこの流れに沿ったものです。 ナス科(the potato family)を例に取るなら、ジャガイモ(potato)、ナス(eggplant)、トマト(tomato)、トウガラシ(chili pepper)と、多彩な家族構成は思わず笑みがこぼれるほど。
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「英語大百科」では、「ヨーロッパ言語共通参照枠」(通称CEFR)の6段階区分に準じて作成した基準表に従ってC2~A1の記号で表しています。
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