Life & Buildings暮らしと建物
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castle

の語源

「城郭」(郭=周囲に土や石で築いた囲い)とも訳されるcastleの原義は「砦 fort」。 王侯貴族が住まいする点ではpalace(宮殿)も同じですが、戦闘拠点としてのcastleには天守閣(castle tower)、堀(moat)、walls(城壁)などpalaceにない特徴が備わっています。 イギリスの都市Chester, Manchester, Lancaster, Doncaster, Leicester, Worcesterの下線部は「城塞都市」の意味で、ラテン語castrum (砦)を起源とするcastleとは同根の間柄。

stadium

競技場の語源

standの関連語で「立って観戦する場所」ほどの意味。 現在はさまざまな競技場について使われますが、もともとは競走場(course for foot racing)で第1回古代オリンピック大会(Ancient Olympic Games, 776BC)唯一の競技スタディオン走(約185m)に因む呼び名。 393年を最後に閉じられたオリンピックが近代に復活したのは1896 (明治29)年のこと。 その第1回大会は発祥国ギリシア(Greece)に敬意を払ってアテネ(Athens [ǽθɪnz])で開催。

port

港町の語源

「門」を意味するラテン語portusから生まれた「港」。 「港」の用法はairport(空港)やpassport(旅券)、heliport(ヘリ発着場)などに、「門」の方はporter(門衛)やporch(玄関)、portal(堂々とした表玄関)などに見て取れます。 意外な関連語はopportune(好都合の)とopportunity(好機)— 港に向かって(op-)吹く風はうれしい風だったようです。 日本語の「港」は水(み)の門(と)の意味。 門と港は世界共通の連想?

hut

小屋の語源

ドイツ語Hütte (山小屋)からフランス語を経由して英語へ。 初期の意味は「一時的な軍の避難場所(shelter)」で木造を基本としていました。 hide(隠れる、身を隠す)は同根語。 bamboo hut(竹製の小屋)、grass hut(草葺きの小屋)、mud hut(泥の小屋)など現在のhutは素材を問いません。 人の寝泊まりに適さない構造の小屋はhutではなくshedで: a tool shed 道具小屋 a cattle shed 牛小屋 a bicycle shed 自転車置き場 a garden shed 園芸用具小屋 

pyramid

ピラミッドの語源

ピラミッドと呼ばれる錐体構造の建造物は世界のあちこちに。 中で特に有名なのはエジプト(Egypt)にあるギザの大ピラミッド— 古代世界の七不思議(the Seven Wonders of the Ancient World)のうち、私たちが目にすることのできる唯一のものですね。 長く後世に残る優れた業績のことを金字塔と言いますが、この言葉、実はピラミッドのこと。 その形が「金」の文字に似ていることから始まった呼び名とのこと。 *ancient 古代の、大昔の

station

の語源

stationは常に誰かが駐在している場所について用いるのが基本。 「駅」「署」「局」「所」などの漢字が当てられる職場、例えば警察署や消防署、放送局、看護婦(nurse)詰め所などはstationで表現します。 これに対して、夜間や休日に閉鎖される職場については、たとえ郵便局(post office)のように「局」がついてもofficeが使われます。 stationはstand(立つ)に由来する語で、動詞stationは「駐在する」、形容詞stationaryは「静止している」の意味。

tower

の語源

高く頑丈な構造物を指す語。 a control tower(管制塔)、a clock tower(時計台)、a watch tower(物見やぐら)など複合語表現に多用されます。 形容詞towering(そびえ立つ、偉大な)はa towering hotel(高層ホテル)、a towering man(見上げるような大男)、towering pride(とんでもないうぬぼれ)のように用います。 そうそう、超高層ビルの大火災を扱ったThe Towering Inferno (1974 原義:天空の焦熱地獄)というパニック映画がありました。 infernoには「大火」の意味も。

temple

神殿の語源

原義は「切り離された場所」— そこから「隔離された神聖な場所」の意味になりました。 日本の寺やヒンズー 教の寺院、古代ギリシアやローマ、エジプトなどの神殿を指す言葉。 日本の神社についてはtempleではなくshrineで。 また、タイ(Thailand)やカンボジア(Cambodia)の仏教寺院は現地の言葉wat(原義:囲われた場所)で呼ばれます。 世界的に有名なwatを2つ:Wat Arun ワットアルン(暁の寺) Angkor Wat アンコールワット

school

学校の語源

schoolの起源は余暇(lesisure)を意味するギリシア語schole —余暇が学びに結びつくとは意味深いですね。公的な学校制度は古代に生まれたものですが、「学校」が日本で制度化されたのは明治5(1872)年のことで当時の就学率は随分低かったようです。現在では満6歳を学齢(school age)と定めていますね。schoolを用いた複合表現をもう5つ:school doctor 校医 schoolhouse 校舎 school song 校歌 schoolteacher 小学・中学・高校の先生 school district 学区

fence

垣根の語源

fenceはスポーツで多用されるdefence (防御:米綴りはdefense)のdeが取れた形。 fenceとdefenceを並べれば両語の関連は歴然ですね。 fenceの動詞用法は「垣を巡らす」「防御する」で、そこから西洋式剣術つまりフェンシング(fencing)が生まれました。 fencingは折に触れてkendoと比較されますが、スポーツ性を感じさせるfencingに対し、剣道には単にスポーツと割り切れないこだわりが残されているようです。

bridge

の語源

「仲立ち」「眼鏡や加工義歯のブリッジ」など、「2つのものを結びつけるもの」を指して広く応用されます。 「橋を架ける」「橋渡しをする」「乗り越える」などの動詞用法も。 古英語brycge 由来の語で原義は「丸太、梁」。 丸木橋(log bridge *log 丸太)が浮かんできますね。 用例を5つ: a stone bridge 石橋 an earthen bridge 土橋 bridge a gap ギャップを埋める bridge between the two islands 2島の間に橋を架ける the bridge of the nose 鼻筋

building

ビルの語源

日本語の「ビル」より意味範囲は広く、「(出来上がった)建築物」について広く用いられます。 古英語byldan 由来の語で原義は「家」。 動詞buildも「家を建てる」に始まりましたが今や、火を起こす(build a fire)、体を作る(build up one’s body)、橋を作る(build a bridge)と守備範囲を拡大。 レンガ造り / 石造り / 木造の建物は建築素材を頭に付けてbrick / stone / wooden buildingのように表現します。 bodybuilding(ボディビル)もお忘れなく。

yard

の語源

原義は「囲われた土地」。 一般に花や野菜を栽培する場所をgarden(庭 *関連語)とすれば、yardはその部分を除いた庭全体もしくは単なる空き地や資材置き場、作業場のような場所を指して使われます。 orchard(果樹園 *ラテン語hortus庭+yard)やロシア語起源の地名Beograd(ベオグラード)、Volgograd(ヴォルゴグラード)などの-grad(=town)は関連語。 yardを用いた複合語を3つ: backyard 裏庭 churchyard 教会の境内 graveyard 墓地(*grave 墓)

orchard

果樹園の語源

古英語の綴りはortgeard (果樹園、菜園、庭園)。 ort-はラテン語hortus (庭 garden)に、-geardはyard(庭 原義:囲われた土地)に同じ。 つまり、orchard=garden+yardの構造。 hortusにつながる関連語horticulture(園芸、園芸学)はagriculture(農業 *agri- 畑 field)にならった造語。 『桜の園』(英題The Cherry Orchard 1903)はロシアの劇作家チェーホフ(A. Chekhov 1860-1904)最晩年に書かれた代表作。 用例を3つ: an almond/apple/orange orchard アーモンド/リンゴ/オレンジ園

garden

の語源

gardenは耕された(cultivated)庭のことで、耕されていない(uncultivated)庭ならyard— どちらも「囲い地」という意味から始まった関連語です。 「庭」を意味するラテン語hortusとyardを合体させたorchard(果樹園)もgardenの仲間。 仏語好きなら同根のjardin (=garden)を加えて「庭」のquartet(四重奏)としゃれ込みましょう。 gardening(園芸)はすっかり日本語に溶け込みました。 「植木屋」も「庭いじりの好きな人」もgardenerでOK。

metropolis

大都市の語源

metropolisは主要な(metro-)都市(-polis)という意味。 polisを含む代表語はacropolis(古代ギリシアの要塞)とcosmopolis(国際都市)。 それぞれ、高い(acro-)場所にある都市、世界(cosmo-)的な都市という意味です。 cosmopolisの派生語cosmopolitanは「民族的な偏見を持たない国際人」を指す語で、英学者齋藤秀三郎はこれに「一視同仁の人」という訳語を当てました。 一視同仁とは存在のすべてをみな同じものと見なし、等しくいつくしむこと。

law

法律の語源

lawはlay(置く)やlie(横たわる)と同根で、原義はsomething laid down(置かれたもの)。 その背後にあるのは神(god)。 「神によって置かれたもの」、すなわちlawの始まりは「宗教上の掟(おきて)」だったのです。 モーセが神から授かったとされる十戒(Ten Commandments)のイメージですね。 神の影がすっかり薄れた今日、lawful (法を守る)人、守らない(lawless)人、法外に飛び出すoutlaw(無法者)に法を求めるlawyer(法律家)と、lawは何かと忙しい?

wealth

の語源

「健康な」「申し分のない」などを意味するwellの名詞形で形容詞はwealthy(裕福な)。 現在は「世俗的な意味での富」が前面に出ていますが、古くは社会全体の幸福(welfare of a community)や健康(well-being)を意味する語で、commonwealth(公共の幸福)にその名残が見て取れます。 ちなみに、英連邦(British Commonwealth)の設立は帝国主義が終焉に向かい始めた1926年のこと、今はCommonwealth of Nationsと名を変えた経済同盟として活動中。

fortune

幸運の語源

「幸運」を原義とする語。 元締めはローマ神話における運命を司る女神Fortuna(=Fortune)。 「財産」「運勢」「運命」「幸運」などと応用されます。 複数形fortunesは「人生の浮き沈み」の意味。 fortunate(幸運な)、unfortunate(運の悪い)、misfortune(不幸な出来事、不運)、fortunately(運よく)、unfortunately(運悪く)などfortuneに関わる便利な日常語。 類義語のluckはどちらかと言えば一時的な幸運を指す語。 対するfortuneは持続性の高い幸運。

luck

の語源

特に幸運(good fortune)を意味する語。 もともとは賭け事において使われていた語と考えられています。 類義語fortune(運、幸運)には持続性を感じさせる「富 wealth」の用法が発達しましたが、luckにその意味はありません。 主な派生語はlucky(幸運である)でその反義語はunlucky(不運な)。 用例を6つ: good luck 幸運 bad luck 不運 a lucky accident 思いがけぬ幸運 a lucky guess まぐれ当たり an unlucky number 縁起の悪い数 Unlucky me! ついてないなあ

market

市場の語源

ラテン語mercari (商売する)起源とする語。 物を売買する目的で人が集まる場所のことですね。 日本語の「市」も人が多く集まる場所を指す語。 主な派生語はmarketable(市場向きの、よく売れる)とmarketing(販売促進活動)。 merchant(商人)、merchandise (商品)はmercari 由来の同根語。 用例を6つ: marketable vegetables 市場向きの野菜 a town market 町の市場 a market town 市の開かれる町 a fish/flower market 魚[花]市場 a flea market 蚤の市 

college

大学の語源

ラテン語collegium (共同体)を起源とする語。 原義は「共にcol-=com 選ばれた者lege」で、「(専門職・公職にある人の)同僚」「仲間」を意味するcolleagueは同根語。 なお、厳密に言えばcollegeは「単科大学」「総合大学の学部」「専門学校」「各種学校」などのことで、総合大学についてはuniversityを用います。 用例を4つ:a college student(=a collegian) 大学生 a college life 大学生活 a business college 実務専門学校 a college of education 教員養成大学

dam

ダムの語源

オランダ語(Dutch)でbarrier(せき止めるもの)を意味するdam由来の語。 堰堤(えんてい)、堰(せき)とも呼ばれます。 ダムは土砂が堆積して生じるnatural dam(天然ダム)やbeaver dam(ビーバーダム)除けばすべて人が造った物。 オランダ(the Netherlands)の都市AmsterdamとRotterdamの原義はそれぞれ「アムステル川の堤防」「ロッテ川の堤防」。 治水のために造られたダムの周辺に人が集まり住み、オランダを代表する大都市へと成長しました。

ambition

野心の語源

Boys, be ambitious.— 「少年よ、大志を抱け」と訳されるこの一文、札幌農学校初代教頭William Clarkのものとされていますが真偽の程は不明。 ambition, ambitiousの背後には動詞amble(原義:票を求めてうろつく)が控えます。 ambitious personとすれば野心に燃える人のことですが、大志も野心も紙一重、要はうろつく人の心組み一つ。 ambleは傷病者を乗せて町中を駆け回るambulance(救急車)の生みの親でもあります。

villa

別荘の語源

villaの起源は古代ローマにあります。 上流階級の人たちが田舎に構えた広大な別荘を想像して下さい。 そこで働く農奴がvillanus(ラテン語)で、それが姿を変えてvillain(悪党)になりました。 villageも忘れてはなりません。 villageはvillaに-age(集合体)が付いた形で、あえて直訳するなら別荘村。 villaは現在でも富裕層の別荘を指すのが一般で、庶民的な別荘にはcottageやbungalowが使われます。

civilization

文明の語源

civilizationはcivilize(文明化する)の名詞形、civilizeはcivil(一般市民の、礼儀正しい)の動詞形、そしてcivilはcity(都市)につながる語。 これらを数珠つなぎにすると、未開のままに暮らす人々を礼節を知る市民に変身させるcivilizationの姿が見えて来ます。 文明には都市が、都市にはそれを動かす権力構造が必要だとすれば、争いの火種もまた尽きぬということ。 文明の興亡はそのまま帝国(empire)の盛衰に重なります。

restaurant

レストランの語源

restaurantはフランス生まれ。 18世紀の半ばのことで、疲れた労働者をrestoreするための場所として始まったとのこと。 restoreはrebuild(再建する)、renew(元どおりに戻す)といった意味ですからrestaurantはまさにぴったりの呼び名。 restoreもrestaurantもその元のstoreも大元をたどれば全てstandに、つまり再び「立ち上がらせる」という意味にたどり着きます。 明治維新をMeiji Restorationと表現するのも納得できますね。

house

の語源

house(英語)、huis (オランダ語)、Haus(独)はsibling(きょうだい)です。 Huis Ten Bosch— そう、佐世保市にあるハウステンボスで意味は「森(bosch)の家」。 南アフリカに渡ったboschは密航よろしくさらに海を渡り、今やbushman(奥地の住人)、bushfire(森林火災)と立派なオーストラリア英語に成長し日々大忙し。 犬(hound)-hond(蘭)-Hund(独)、石(stone)-steen(蘭)- Stein(独)と、英蘭独の連携は未だ健在。 ゲルマン一族の絆もなかなかのものです。

town

の語源

townは元来fence(垣)やhedge(生け垣)を指す言葉。 そこから生まれる連想も、堅固な壁に守られた城塞都市ではなく、柵(palisade)で囲まれた小さな集落(settlement)のような風景。 ところがその小さな集落が、「〜の町、所有地」の意味となって世界中に拡散したのです。 私たちは今、Baytown, Cape Town, Milton, Washington, Wellington(tonはtownの変化形)と、地名人名を問わず世界のあちこちでtownの子孫(offspring)を目にしています。

room

部屋の語源

roomは今でこそ「部屋」ですが、原義は「空間」「余地」。 形容詞roomy(ゆったりした)やmake room for(席を譲る)、no room for doubt(疑う余地がない)などにその名残を留めています。 「空間」をさらにたぐり寄せれば、rural(田園の)やrustic(田舎の)などの思いがけぬ語が見えて来ます。 この2語は田舎(country)を意味するラテン語rus-から英語に流れ着いたもの。 roomの故郷が田園と知れば狭い部屋もroomyに思えてくる?

Christmas

クリスマスの語源

キリスト(Christ)の祭(-mas=festival)の意味。 キリスト降誕祭、聖誕祭などと訳されます。 日本で初めてChristmasを行ったのはイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエル、戦国時代の真っ只中、1552(天文21)年のことでした。 tree(ツリー)、cake(ケーキ)、card(カード)、eve(前夜)、gift(贈り物)、holiday(休日)、white(白い)、song(歌)— Christmasが思い出させてくれるものにはどこかほっとさせるものが多いですね。

price

代価の語源

priceの原義は「値踏み」「評価」— そこから「対価」「報酬」の意味へと。 priceがfare(運賃)やtoll(通行料)、cost(費用)やfee (謝金)と区別して使われる所以です。 主な同根語はpraise(賞賛:ほめる 原義:値踏みする)とpriceの綴り字が変化してできたprize(賞)。 綴り字や発音のつながりは明確で、まさにprice一家の三羽烏といったところ。 仏語由来のgrand prix(=great prize 大賞)もお忘れなく。

home

家庭の語源

my homeとmy house— 訳し分けるとすれば「わが家」と「私の家」でしょうか。 微妙ですが、houseは建物としての家、homeは住む人を意識する語と捉えれば分かりやすいかも。 例えば「帰郷」「同窓会」はhomecomingと言いますが、このhomeをhouseに替えることは出来ません。 hamlet(小村)やBirmingham, Nottinghamなどの地名に残るham(村落)はhomeの古い形。 いずれも人の息づかいを感じさせると言えば言い過ぎでしょうか。

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