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sand

の語源

岩(rock)の細かく砕けたもので「砂」「砂地」の意味。 オランダ語はzandでドイツ語ならSand— ゲルマンの絆、英蘭独の連携が見て取れますね。 派生語はsandy(砂の、砂だらけの、ざらざらした)のみ。 sabulous(砂の多い、砂質の)はラテン語系の関連形容詞。 sandbag(砂袋、土嚢)、sandbank(砂州 * bank 土手)、sandbath(鳥類が行う砂浴び)、sandbox(公園などの砂場)、sandglass(砂時計)、sand storm(砂嵐)などは親しみやすい複合語。

rock

の語源

古フランス語rocqueから英語に入った語。 明確な語源は不明。 「岩」「石」の意味で、石(stone)に較べてごつごつしたものに使われる傾向があります。 派生語rockyは「岩の多い」「岩でできた」「(人生などが)困難の多い」といった意味。 米映画Rocky (1976)はチャンピオンを目指してrocky roadを駆け抜けるボクサーの話。 世界最大の一枚岩はMount Augustusで二番目はAyers Rock— どちらもオーストラリア(Australia)にあります。

iron

の語源

金属(metal)の中で最も産出量が多く、用途も多彩。 鉄器時代(the Iron Age)に入って初めて国家が誕生したことからも鉄が果たした役割の大きさが想像できます。 一般によく知られている「鉄」は鋼鉄(steel)と砂鉄(iron sand)。 砂鉄とiron sandでは意味の中心が逆転しているように見えますが、砂鉄は「砂状になった鉄」=「鉄の砂」で結局はiron sandと同じ。 石器時代(the Stone Age)、青銅器時代(the Bronze Age)もご参考までに。

hydrocarbon

炭化水素の語源

水素(hydrogen)と炭素(carbon)のみで構成された有機化合物(organic compound)。 具体的にはメタン(methane)やプロパン(propane)、ベンゼン(benzene)やパラフィン(paraffin wax)などがこれに該当。 また、石油(petroleum)、天然ガス(natural gas)、石炭(coal)などの化石燃料(fossil fuel)の主成分も炭化水素です。 重要なエネルギー資源であり化学工業原料ですが、その利用の過程でさまざまな有害物質を発生し、大気汚染や地球温暖化の原因となっています。

coal

石炭の語源

原義は「燃えている木切れ glowing piece of wood」。 oil(石油)、natural gas(天然ガス)と並ぶ化石燃料(fossil fuel)の代表選手。 炭田(coal field)に炭鉱(coal mine)に採炭現場(coalface)。 炭塵(coal dust)まみれで働く作業員は坑夫(coal miner)でコークス(coke)は石炭を蒸し焼きにして作る燃料。 どれも石炭に依存していた時代の日常語です。 石炭は約3億6000〜3億年前の地層に多く産出。 もってこの時期を石炭紀(the Coal Age)と呼びます。

stone

の語源

岩のかけら(a piece of rock)のことですね。 岩より小さく砂(sand)より大きいというのが大雑破な定義ですが、rockからsandまでの旅は一足飛びとはいきません。 浜辺(beach)でよく見かける丸い小石はpebbleで砂利ならgravelと、観察次第で呼び方はさまざま。 鉄鉱石(ironstone * iron 鉄)、サクランボの種(cherrystone *cherryサクランボ)、硯(すずり)(inkstone * ink 墨)、墓石(tombstone * tomb 墓)などstoneの使い道も実に多彩。 派生語はstony(石の、石の多い)。

gold

の語源

原義は「黄色い金属 yellow metal」。 yellow (黄色)、glow(光り輝く)、gall(胆汁 原義:黄色い汁)は同根語。 goldの化学記号(chemical symbol) Auはラテン語で「金」を意味するaurumの頭2文字を借りたもの。 golden(金色の、すばらしい)はしばしば「最良のもの」を指して使われる形容詞。 Speech is silver, silence is golden. (雄弁は銀、沈黙は金)は広く知られることわざ。 用例をあと3つ:golden age 黄金時代 golden egg 金の卵 golden section 黄金分割

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山田雄一郎|英語大百科監修者
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広島大学教育学部大学院修士課程修了。もと広島修道大学教授。主な著作:「言語政策としての英語教育」(渓水社)、「英語教育はなぜ間違うのか」(筑摩書房)、「日本の英語教育」(岩波書店)、「外来語の社会学」(春風社)、「英語力とは何か」(大修館書店)、「小学生からの英語絵辞典」(研究社)、「英単語QUEST 2000」(学研プラス)

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英語能力テスト開発研究所(IQELT)代表。京都外国語大学専攻科修了。中学校英語教師、学習塾経営、日本英語検定協会顧問、大学非常勤講師、東京書籍顧問、IELTS公式テストセンター顧問を歴任。英語に関する各種研究会の企画運営を通して英語教育界に広く知己を得る。米国、イギリス、フィンランド、シンガポール、中国、韓国などでの学会や研究会への参加を重ねる。