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alias

別名の語源

「偽名」「(電算)エイリアス」「またの名は」などとも。 ラテン語alias (別の時に、別の方法で)起源。 alibi(アリバイ)やalien(外国人)、alter(変える)やalternative(二者択一の)、else(代わりに、または)やelsewhere(どこかほかの所に)など、名を変え、場所を移して大奮闘。 【用例】 He often takes an alias. 彼はしばしば別名を使う He goes by the alias of Jack. 彼はジャックという偽名を使っている Thompson, alias Tony トンプソン、別名トニー

drone

ドローンの語源

「ミツバチの雄」「なまくら者」「ブンブンうなる」などの用法も。 無人航空機(UAV=unmanned aerial vehicle)が注目を浴びるようになったのは21世紀に入ってから。 種類は大きさや貨物積載能力、飛行距離などによってさまざまです。 開発が始まったのは1930年代で当初の目的は軍事用。 ギリシア語threnos (悲しみの歌)が起源で、それが蜂の羽音(buzz)に重ねられ、やがて「蜜蜂の雄」に。 働きが悪いのか、「なまけ者」の烙印が。

bicycle

自転車の語源

cycle(周期 原義:円、輪)に「2つ」を意味するbi-の付いた形で短くbikeとも言います。 輪が2つあるから自転車で、bi-をuni-(1つ)、tri-(3つ)に代えてunicycle, tricycleとすればそれぞれ一輪車と三輪車となります。 motorcycleは電動自転車ではなく「バイク」のこと。 cyclingは「自転車を乗りまわすこと」あるいは「自転車競技」の意味。 日本語の「サイクリング」よりも守備範囲が広いので要注意ですね。

coach

長距離バスの語源

馬車作りで知られたハンガリーの町Kocsを語源とする語。 かつての「四輪馬車」が今は「長距離バス」になったのですね。 そのほか、「受験指導の家庭教師」「競技の技術指導員」などの意味で用いられます。 「家庭教師」の用法は大学スラング(university slang)に始まったもので、昔の個人教師が往来に馬車を愛用したことから生まれた呼び名。 「競技の技術指導員」はその延長線上に置かれる意味。

car

の語源

ラテン語carrus (車輪のついた乗物 wheeled vehicle=car)が起源。 「自動車」「電車」「列車の車両」「ロープウェイのゴンドラ」などの意味ですが、古代ギリシア・ローマ時代はcart(荷馬車)やchariot(2輪戦車)などを指していました。 その後carrusは枝葉を伸ばし、career(経歴)にcarrier(運搬人/装置)、carry(運ぶ)にcargo(積荷)にcharge(請求する、充電する 原義:車に荷を積む)と大きく変貌。 Carterはcarter(荷馬車屋)から起こったsurname(姓)。

boat

ボートの語源

「小舟」のイメージが一般ですが、木製だったboatもすっかり変容。 shipとの呼び分けを曖昧にしたまま時が過ぎ、今ではどれがboatでどれがship(船)か分からなくなってしまいました。 例えば、「漁船」。 fishing boatのはずがいつしかfishing shipと呼ぶ人が。 混乱に収まりは付かず今では大小ひっくるめてfishing vessel(*vessel 容器)と呼び名まで巨大化。 木製ボートの時代を偲ぶ用例を3つ: a rowboat 手こぎボート a boathouse 船小屋 boating 船遊び

ship

の語源

「くりぬいた木の幹」を原義とするも正確な語源は不明。 オール(oar)ではなく、帆(sail)やエンジン(engine)で動く大型の船を指す語。 動詞としては「船積みする」「発送・出荷する」、さらには船に限らず列車や飛行機で「人や貨物を輸送する」という意味で使われます。 派生語はshipment(船積み、発送、積荷)とshipper(船荷主、荷送り人)。 用例を3つ: shipbuilding 造船(業) shipman 船員、船長 ship of the desert 砂漠の船(=ラクダ camel)

vehicle

乗物の語源

ラテン語vehere (=carry 運ぶ)が起源。 もともとは人(people)や物(cargo)を運搬する陸上の乗物を指す語。 輸送手段の発達した現在、ship(船)、boat(ボート)、submarine(潜水艦)などの船舶(watercraft)やairplane(飛行機)、helicopter(ヘリコプター)などの航空機(aircraft)、さらにはspace shuttle(宇宙連絡船)までvehicleと呼ぶようになりました。 way(道)、weigh(重さを量る)、wain(大きな荷車)の3語は「運ぶcarry」の原義を共有するvehicleの遠い親戚。

organ

器官の語源

原義は「道具(tool)」。 言われて見れば、オルガンも道具の1種。 その「道具」が後に動植物の器官や臓器を指して用いられるようになり、守備範囲は驚くほど拡大。 lung(肺)throat(のど) tongue(舌) teeth(歯)唇(lips) roots(根) stalk(茎) leaf(葉) flower(花) seed(種)など、厖大な数のorganが誕生しました。 派生語はorganism(有機体)、organize(組織する)、organization(組織)、organic(有機の)など。 臓器名と共に重要な日常語となりました。

piano

ピアノの語源

pianoforte(ピアノ 原義:弱と強)の短縮形。 オルガン(organ)やアコーディオン(accordion)と並ぶ鍵盤楽器(keyboard instrument)ですね。 強(forte=loud)弱(piano=soft)の変化を奏でる楽器の意味でpianoforteの名が与えられましたが今はpianoと簡単に。 イタリア語由来の音楽用語mezzo forte(やや強く)、fortissimo(きわめて強く)、mezzo piano(やや弱く)、pianissimo(きわめて弱く)は関連語。 forteはfort(砦とりで)、force(力、腕力)、effort(努力)と変身を重ねて大活躍。

trumpet

トランペットの語源

trumpetの古い形trump(ラッパ)に「小さい」を意味する-etが付いた形。 トランペット奏者はtrumpeterで。 今でこそ吹奏楽器(wind instrument)の花形ですが、古くはいわゆるラッパ。 角笛(horn)やほら貝(trumpet shell)に近いもので多く戦場や儀式で用いられました。 トロンボーン(trombone)やチューバ(tuba 原義:war trumpet)は関連語。 トロンボーン奏者はtrombonistでOKですがチューバ奏者は適当な変化形がないのでtuba playerを使います。

wreath

花輪の語源

葬儀やクリスマスの飾りや競技の勝者への贈り物などに用いられる花輪のこと。 「より合わせたひも twisted band」を原義とする語でwrithe([ráɪð] 身もだえする、苦悩する 原義:ねじる)とは同根の関係。 wreathe([ríːð])とすれば「花輪を編む」「花で飾る」の意味。 類義語はchaplet(頭飾り、花冠)とgarland(花輪、花冠、花綱)。 用例を4つ: a laurel wreath 月桂冠 a funeral wreath 葬儀の花輪 a chaplet of carnations カーネーションの頭飾り wreathe a garland 花輪を編む

crown

王冠の語源

ラテン語corona (花輪 wreath)が起源。 「栄冠」「頭頂部」「樹冠」「王冠を載せる」などの意味でも使われます。 coronate(冠をいただかせる)、coronation(戴冠式)、coronal(宝冠:冠の、コロナの)、corona(光環、コロナ)、corolla(花冠)、corollary((数学)系、必然の結果)などいずれも「輪」で結ばれる関連語。 crownを用いたことわざを1つ: A king without learning is but a crowned ass. 学問のない王様は冠をいただいたロバに過ぎない *but=only

language

言語の語源

ラテン語lingua(舌 tongue)を起源とする語。 関連語は連結形lingu-(言語の、舌の)を用いてlingual(舌の)、linguistic(言語の)、linguistics(言語学)のように作ります。 言語の世界はわからぬことだらけ。 例えば、その数。 世界には6,000±1,000程と考えられていますが正確な数は不明。 なぜなら、誰も数え上げられないからです。 母語(mother tongue)習得も文法(grammar)の仕組みも未解明。 linguist(言語学者)の活躍が待たれます。

pedal

ペダルの語源

ラテン語pedalis (足)由来の語。 「足踏みレバー」「踏み板」などの訳語も。 接尾辞-alは本来形容詞語尾で、[píːdl]と発音すれば「足の」の意味。 pedalは-al形容詞がそのまま名詞として使われるようになった例です。 動詞用法(ペダルを踏む)もあります。 centipede(ムカデ * centi- 100)、millipede(ヤスデ * milli- 1,000)、pedicure(ペディキュア=足の爪や指の手入れ)、pedestrian(歩行者)などはped-(足)を用いた日常語。

ambulance

救急車の語源

ambulanceはamble(ぶらぶら歩く)の名詞形で、救急車の生まれ故郷は戦場。 この2つが紡ぐイメージは? そう、負傷兵を捜して戦場を駆け回る救護兵の姿ですね。 これがambulanceの原型で、救護側が駆け回ることからフランス語でhôpital ambulant(歩く病院)と呼ばれていました。 その後、負傷者を載せた荷車(wagon)を馬に引かせる方法(horse ambulance)が考案され、やがて馬がエンジンに、そして現在にというわけです。

diary

日記の語源

ラテン語diarium (1日の割当量)を起源とする語。 di-は英語ではdayに、フランス語ではjourに変化。 di-系のdial(文字盤)、フランス語系のjourney (旅 原義:1日がかりの旅)やjournal(日記、日誌)、スペイン語の挨拶buenos dias (= good day)のdiasはみな同根語。 接尾辞-ary(入れ物)と組み合わされたdiaryの原義は「1日の記録の集まった所」。 ところで、日本人は日記好きで知られる国民だとか。知っていました?

knife

ナイフの語源

物を切るための小型の道具で刃(blade)と柄(handle)を備えたもの、例えば小刀、短剣などをknifeと言います。 日本刀のように長い刀身を持つものはknifeではなくsword(剣)です。 ところで、かつてはゲルマン一族で共有されていたkn音、英語は面倒なk音と縁を切って今は発音しなくなりました。 身近な語を9つ:knee ひざ knuckle こぶし knight 騎士 knit 編む knob 取っ手 knock たたく knot 結び目 know 知っている knowledge 知識

stationery

文房具の語源

文房具がなぜstationery? 鍵はstationにあります。 動詞stationは「一定の場所に駐在する」という意味。 大抵の商売が市場(town market)や行商人(peddler)中心に行われていた中世ヨーロッパで、最初に店を構えて(stationed)いろいろな物を扱い始めたのが後の文具商人(stationer)だったのです。 なお、stationeryの-yは特定の「店」や「品物」を指す接尾辞で、bakery(パン屋:パン)やwinery(ワイン醸造所)などの-yと同じです。

mirror

の語源

mirrorの原義は「不思議に思う wonder」。 水面や磨かれた物の表面に映った自分を不思議がる古代人を想像してください。 その驚きがmirrorにつながったのですね。 miracle(奇跡 原義:不思議な事物)やadmire(感嘆/敬服する)、仏語から入ったmirage(蜃気楼、幻覚)、少し形を変えたmarvelous(驚くべき)などはみな「不思議に思う」から始まった関連語。 Mirage fighter planeはフランス製のミラージュ戦闘機のこと。

engine

エンジンの語源

内部にあって(en-=in-)生み出す(-gine=-gen)— これが発動機と訳されるengineの原義です。 その名の通り、engineはさまざまな語と姻戚関係を結んでいます。 一直線につながるgenerate(生み出す)、なるほどと思わせるgene(遺伝子)とgenesis(起源)、意外なところではgenius(天才)とまだまだありますがこの辺で。 なお、genesisをGenesisと書けば『旧約聖書』の「創世記」。 確かに世界創造の物語にふさわしい命名です。

tablet

タブレットの語源

錠剤、銘板、便箋などの意味を持つtablet— 近頃はコンピュータの世界でも活躍していますね。 tabletはtableに-et(小さな)がくっついた形。 table(テーブル)の原義は「平たい板」ですから、tabletは一般に小さな板状のもの(例:a tablet of chocolate 板チョコ)ということになります。 でも、なぜ錠剤?理由は簡単。 錠剤とは内服薬を一定の型にはめて作ったもの。 もうおわかりですね。tabletとは型板の呼び名だったいうわけ。

bullet

弾丸の語源

bulletの原義は、小さな(-et)球(ball)。 知っているよ、と言われそうですね。 では、ballet(バレエ)はどうでしょう。 balletもbullet同様ballに-etが付いた形ですが、こちらのballは舞踏会、balletの文字通りの意味は「小さな舞踏会」です。 「小さな」を意味する接尾辞-etも要注意です。 cabin(小屋)→cabinet(戸棚)、kitchen→kitchenet(簡易台所)、table(卓)→tablet(タブレット)など、いろいろ見つかりそうですね。

helicopter

ヘリコプターの語源

19世紀末の造語で元はフランス語。 helico-は「渦巻き状にくるくる回転する」という意味で、派生語はhelical (らせん状の)。 では、pterの意味は? 翼 (wing)と即座に答えられる人はことばの達人です。 そう、ヘリコプターとは通常の飛行機にあるはずの固定翼を持たない乗物(vehicle)のこと。 くるくるまわる回転翼だけで空中を飛び回るからhelicopterとは言い得て妙、名付け親もまたことばの達人(a man of words)だったようです。

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